フィリピンのイースタンリザール銀行(Eastern Rizal Rural Bank)の金利は高金利だが大丈夫か?

20代から世界の投資商品に目を向けて海外投資を始めている海外投資家です。

フィリピンの高金利銀行「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」についてお問い合わせが多いので、ご紹介したいと思います。

フィリピンの銀行は低金利が当たり前

東南アジアの銀行では金利が高い国が多いですが、フィリピンの銀行では利率が高くありません。仮に定期預金を組んだとしても0.2%~0.8%くらいで日本の定期預金よりは高いですが、投資としては旨みがありません。

そんな中で群を抜いて高い金利を打ち出しているのが、「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」です。

なんと5年の定期で10.10%です。一般的なフィリピン銀行の定期預金の50.5倍もの利率を誇っています。日本の定期預金からすると505倍です。利率だけを見ると最高の銀行のように見えます。

そもそも銀行ではない?!

フィリピンでは、銀行業を行うときには国立銀行である「Bangko Sentral ng Pilipinas(バンゴナンセントラルフィリピナス)」から認定を受ける必要があります。認定を受けて初めて銀行として認められるわけです。

しかし、「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」は、フィリピンの国立銀行から認定を受けていません。

ということは、正式な銀行ではないということです。正式な銀行ではありませんが、フィリピンでは、たまにそういったことありますので一概に詐欺とは言えません。

日本に拠点のない外国の銀行への預金口座の開設勧誘にご注意ください



正式な銀行ではないが、ペイオフの対象

「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」は、「Bangko Sentral ng Pilipinas(バンゴナンセントラルフィリピナス)」からの認定は受けていませんが、フィリピンの預金保護の保険「PDIC 」には加入しています。

日本では1000万円までがペイオフの対象ですが、フィリピンでは一般的に50万ペソ(110万円)までがペイオフの対象です。

「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」の保険の掛け金がわからないので、ペイオフの額は詳しくはわかりませんが、高くても50万ペソ(110万円)までが預金保護の対象になるということです。

「PDIC 」に加入したのは、2016年12月

しかし、「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」が「PDIC 」に加入したのは2016年12月です。

PDIC starts paying depositors of Eastern Rizal Rural Bank

昨年の12月以前に「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」にお金を預けてもペイオフの制度があるから大丈夫だよと言っていた方に何人かお会いしましたが、その時には加入していなかったということになります。

ただ、それでも安心はしないでください。フィリピンではローカルの銀行がいくつもあり、これまでも破たんした銀行がいくつもありますが、「PDIC 」に加入していたのに補償額が受け取れなかったというケースもあります。

保険に入っているのに、補償額がもらえないというのは日本では考えられないかもしれませんが、ここはフィリピンです。

投資対象としてはありか?!

上記のリスクを許容することができるのであれば、投資対象として考えても良いのではないかと思います。

どんな投資をする際にも、リスクというものが多かれ少なかれ伴います。リスクを多くとればリターンも大きくとることができ、逆にリスクを少なくとればリターンも少なくなります。これは因果関係にあります。

リスクを取るかどうかは皆様次第ですが、大事なことはそのリスクを確認することです。リスクを知って投資をするのと知らないので投資をするのでは、全く異なります。

予めリスクを知っていれば、リスクに対応できる体制を備えることができます。このことを「リスクヘッジ」といいます。投資家の方は、この「リスクヘッジ」を上手に使い資産を増やしています。投機をやめて投資をしましょう。

追記(2017/06/05)

購読者様からご指摘がありました。すでに「Eastern Rizal Rural Bank(イースタンリザール銀行)」は破綻しているそうです。英語のニュースを私が勘違いして理解していました。誤解を招いてしまい大変失礼いたしました。

フィリピン預金保険機構(PDIC)は12月8日、イースタン・リサール・ハラハラ・ルーラルバンク(地域銀行)の銀行業務を停止させた。

2014年2月の統計によればフィリピンには36のユニバーサルバンクと71の貯蓄銀行、550以上の地域銀行、6000以上のノンバンクが存在している。フィリピンでは今年すでに地域銀行を中心に21行が破綻しており、同行の破綻で22行目となる。

引用元:フィリピンの地域銀行、今年22行目の破綻 預金は99%保護




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Comments

  1. 匿名 - 2017年6月3日 @ 8:37 PM

    そもそもこの銀行はすでに破たんしているのでは?
    https://manila.keizai.biz/headline/312/
    >フィリピン預金保険機構(PDIC)は12月8日、イースタン・リサール・ハラハラ・ルーラルバンク(地域銀行)の銀行業務を停止させた。

     2014年2月の統計によればフィリピンには36のユニバーサルバンクと71の貯蓄銀行、550以上の地域銀行、6000以上のノンバンクが存在している。フィリピンでは今年すでに地域銀行を中心に21行が破綻しており、同行の破綻で22行目となる。

     フィリピンでのペイオフ(預金保護)上限額は50万ペソ。銀行破綻時の手続きは状況次第だが、預金者は直接PDICから預金の払い戻しを受けることができる。

     PDICは12月19日~22日の間、同行のヘッドオフィスか支店で10万ペソ以下の預金者の直接請求を受付け、10万ペソ以上の預金者はPDICで直接受け付けるとしている。

     同行が今年6月公表した最新のデータによれば、預金口座数は3216口座、預金残高は4,780万ペソ(約1億659万円)。全体の99.1%に当たる4,740万ペソ(約1億570万円)がペイオフの保護対象となっている。

    Reply
    • 須藤順平 - 2017年6月5日 @ 3:23 PM

      コメントいただきありがとうございます。
      こちらのニュースは見ていませんでした。
      ご貴重な情報をありがとうございます。
      今後ともよろしくお願いいたします。

      Reply
      • 匿名 - 2017年6月6日 @ 11:25 PM

        ちなみに全く同じ様なことをしている銀行(オウンバンク)が出てきています。
        https://pps-life.com/ownbank.html
        ちなみのこの会社、以前はイースタンリザール銀行をまったく同じように勧誘していました。
        https://pps-life.com/2015/03/post.html
        >オウンバンクは創業60年とフィリピンでも愛されている銀行
        で、地域の住民から多くの支持を受けております。
        この度、イースタンリザール銀行と提携を結び、少しずつですが日本でも認知度が高まってきております。
        だそうで・・・

        Reply
        • 匿名 - 2017年6月6日 @ 11:30 PM

          ここから先は推測ですが、2014年にフィリピンで銀行の外資規制が撤廃されたので、日本人もしくは日本人も参加したグループが、休眠中の地方にある零細銀行を買収し、日本語説明ページを設けて高金利とフィリピンの預金保険をうたい文句に、主に香港にある口座開設サポート会社なども使ってネット上で勧誘しているのかもしれません。
          あとこちらも参考に。
          https://oshiete1.nifty.com/qa9268498.html

          Reply
  2. 匿名 - 2017年6月6日 @ 11:18 PM

    ちなみに全く同じ様な銀行(オウンバンク)が出てきています。取り上げられるのならこっちのほうが良いかと。
    https://pps-life.com/ownbank.html
    ちなみのこの会社、以前はイースタンリザール銀行をまったく同じように勧誘していました。
    https://pps-life.com/2015/03/post.html

    ここから先は推測ですが、2014年にフィリピンで銀行の外資規制が撤廃されたので、日本人もしくは日本人も参加したグループが、休眠中の地方にある零細銀行を買収し、日本語説明ページを設けて高金利とフィリピンの預金保険をうたい文句に、主に香港にある口座開設サポート会社なども使ってネット上で勧誘しているのかもしれません。

    以前のイースタンリザールの頃、銀行に質問メールを送った人がいて財務諸表の開示を求めたところ公開できるものが無いという話であったり、
    http://blog.livedoor.jp/kaigailifestyle/archives/cat_77922.html
    私も預金保険のWEBを調べた際には、銀行設立時期と預金保険への加入日がだいぶ異なっていたり、英語で検索しても全く情報が出てこなかったりしたので、休眠中の地方銀行を使ってというのはそう間違っていないと思います。

    集めたお金が最終的にどこへ行ってしまったのかは知りませんが、闇が深そうですね。

    Reply
    • 須藤順平 - 2017年6月7日 @ 9:47 AM

      貴重な御意見をいただき誠にありがとうございます。
      イースタンリザール銀行についてお客様より質問が多かったので、記事を書いたのですが、他にも似たような銀行があったのですね。
      こちらのご意見を共有させていただきます。
      今後ともご購読の程、宜しくお願いいたします。

      Reply
  3. 匿名 - 2017年6月6日 @ 11:20 PM

    ちなみに全く同じ様な銀行(オウンバンク)が出てきています。取り上げられるのならこっちのほうが良いかと。
    https://pps-life.com/ownbank.html
    ちなみのこの会社、以前はイースタンリザール銀行をまったく同じように勧誘していました。
    https://pps-life.com/2015/03/post.html

    ここから先は推測ですが、2014年にフィリピンで銀行の外資規制が撤廃されたので、日本人もしくは日本人も参加したグループが、休眠中の地方にある零細銀行を買収し、日本語説明ページを設けて高金利とフィリピンの預金保険をうたい文句に、主に香港にある口座開設サポート会社なども使ってネット上で勧誘しているのかもしれません。

    Reply

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